2026.01.18
【活動報告】中間支援組織は今、岐路に立っている──北摂7市合同研修・後編レポート
1月17日(土)18:00~21:00「本気でやるのか?!中間支援~NPOや中間支援のこれからを考える」
NPO法人協力アカデミーの松原です。
今日(17日)は、大阪府吹田市で中間支援スタッフ向けの研修を行いました。
テーマは「本気でやるのか?!中間支援~NPOや中間支援のこれからを考える」。2回シリーズの後編・第二回です。
主催は市民ネットすいた(吹田市の中間支援組織)。会場は吹田市立市民公益活動センター。対象は、大阪北摂7市の中間支援組織のスタッフ22名でした。
本研修は「内閣府 令和7年度 孤独・孤立対策担い手育成支援事業」の一環として実施されています。
……と、ここまで整然と書きたいところですが、実は大きなハプニングがありました。
1月6日の第1回と同じ会場だと思い込んでいたところ、まったく別の場所であることが判明。結果、40分の大遅刻となってしまいました。18時開始予定が18時40分スタート。終了も20時半予定が21時20分までずれ込むという事態になりました。
ご参加の皆さまには、あらためてお詫び申し上げます。
前回の振り返りと今回の位置づけ
前回は、中間支援組織の歴史と現状、現在の課題、そしてこれからの展望と目指す方向性についてお話しました。
戦後の市民活動の流れ、NPO法制定以降の中間支援の役割の拡大、そして近年の孤独・孤立対策や多主体連携の推進の中で、中間支援に求められる機能が変化していることを整理しました。
今回は、その理論編を受けての「スキル編」です。
これからの中間支援に本当に必要なスキルとは何かを、体系的にお話しする予定でした。
……が、40分遅れたことで準備していた構成は完全に吹き飛びました。
結果、すべてアドリブでの展開となりました。
「自分を定義する」ことから始まる
まずお話ししたのは、「自分を定義すること」の重要性です。
ミッション、ビジョン、パーパス、バリューといった言葉が飛び交いますが、それ以前に大切なのは、「自分は何者か」を定義することです。自分の定義が曖昧なままでは、成果もスキルも定まりません。
自分をどう定義するかによって、目指す成果が変わり、必要なスキルも変わります。
逆に言えば、定義が定まれば、成果とスキルはそこから論理的に導かれます。
成果をどう定義し、どう測るか
成果を定義すること。
そして、事業構造や設計を組み立てること。
その際に最も重要なスキルは、「具体化」「細分化」「ロジックの構築」です。成果を出すとはどういうことか。測定できるものと測定できないものをどう扱うのか。
中間支援組織は、地域においてどのようなロジックで成果を測定できるのでしょうか。
そもそも、地域の課題解決力とは何か。それをどう測るのか。
その中で鍵になる「S」と「H」とは何か。
測定とは単なる数値化ではなく、構造の把握であるという点も強調しました。
さらに、地域の課題解決力を可視化する役割こそが、これからの中間支援組織の新しい機能になり得るのではないか、という問いも投げかけました。