協力モデルキャンバス

2026.01.29

協力モデルキャンバス

―プロジェクトを成功に導く「協力モデルキャンバス」とは?―

この動画は(公財)トヨタ財団イニシアティブプログラム(2022年度)の助成にて制作しています


「新しいプロジェクトを始めたけど、関係者との協力がうまくいかない…」
「どうすればもっと多くの仲間を巻き込めるだろう?」
「そもそも協力関係って、どうやって作れば長続きするんだろう?」

本動画では、こうした「協力」に関する悩みを解決するための強力なフレームワーク「協力モデルキャンバス」について、その概念から具体的な使い方までを分かりやすく解説しています。

本稿では、その要点を整理します。


「協力モデルキャンバス(KMC)」とは、「協力の仕組みを可視化するためのフレームワーク」です。

協力の「設計図」ともいえるものです。

協力関係を成功させるために必要な要素を9つのブロックに整理し、全体像を把握することで、設計の抜け漏れを防ぎ、持続可能な協力関係を築くことを目的としています。

このフレームワークを使うことで、漠然としていた「協力」という概念が、具体的なパーツとその関係性として整理され、誰と、何を、どのように進めていくべきかが明確になります。


「協力モデルキャンバス」は、協力の仕組みを構築するための以下の9つのパーツで構成されています。

目標:協力の仕組みの目的・目標

戦略:その目的・目標を達成していく手順や手法

役割:その手順・手法で、必要となる役割

協力者:その目的・目標達成のために必要となる協力者

相利:協力者がそれぞれ得る相利

拡大:協力者を増やす方法

強化:協力関係を維持していくための方法

調整:対立が生じたとき、対立を調整する方法

組織:協力の仕組みを運営する人やお金の集め方(Gain)と用途(Run)

これらのパーツは、9つのスキルに対応しています。

また、協力の形によっては、対立の可能性が低い、あるいは調整方法を明記することが逆効果になるケースもあります。

その場合は「8. 調整」を省略した8パーツ版の「協力モデルキャンバス」として活用することも可能です。


「協力モデルキャンバス」の最大の特長は、その使い方が非常にシンプルであることです。

「協力モデルキャンバス」は、1から9の番号順に各パーツを埋めていくだけで、論理的で一貫性のある協力の仕組みを設計できます。

「各パーツに何を書けばいいか、もっと具体的に知りたい!」という方もご安心ください。

「協力モデルキャンバス」の各パーツには、それぞれを具体的に開発するための9つの対応フレームワークが用意されています。

目標 → 目標開発フレームワーク

戦略 → 戦略構築フレームワーク

役割 → 役割開発フレームワーク

協力者 → 協力者理解フレームワーク

相利 → 相利評価表

拡大 → 拡大の7Cフレームワーク

強化 → 強化の5Cフレームワーク

調整 → 障害対策フレームワーク

組織 → 組織の5W2Hフレームワーク

これらのフレームワークを活用することで、より精度の高い協力モデルを設計することが可能になります。


「協力モデルキャンバス(KMC)」は、協力の設計図をつくるフレームワークです。

協力の全体像を可視化し、

設計の抜け漏れを防ぎ、

持続可能な関係性を築くための

非常に強力な思考ツールです。

個人でのプロジェクトから、チーム、組織、さらには地域コミュニティの活性化まで、あらゆる場面で「協力」が必要とされる現代において、「協力モデルキャンバス」はあなたの活動を成功に導くための羅針盤となるでしょう。

次は、ぜひ「協力の10大フレームワーク」を学んでください。

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