【活動報告】バラバラな課題が35分でつながる——甲府で生まれた「相利協創ゲーム」

2026.01.28

【活動報告】バラバラな課題が35分でつながる——甲府で生まれた「相利協創ゲーム」

1月27日(火)『「相利協創方式」で、価値ある連携事業をつくりませんか?』研修4回目

このプロジェクトは、令和7年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業の採択を受け実施しています。

NPO法人協力アカデミーの松原です。

今日(1月27日)は山梨県甲府で、「相利協創方式」の研修を行いました。4回シリーズの最終回です。

会場は山梨県立図書館。参加者は4名と少人数でしたが、その分、じっくりと実践に取り組むことができました。


最終回となる今回は、これまで学んできた内容をもとに、「相利評価表」を使った相利開発のワークショップを実施しました。

内容としては、いつもの相利評価表づくりなのですが、参加者から「ゲームみたいですね」という声がありました。それならばと、今回はあえて「相利協創ゲーム」と名付けて進めてみました。

少し気軽な名前にするだけで、場の空気も柔らかくなり、取り組みやすくなるものです。


今回扱ったのは、参加者それぞれが抱えている課題です。

・「何をやっている団体か分からない」

・「大工のなり手がいない」

・「空き家の相談が少ない」

・「団体の収入が少ない」

一見すると、まったく関係のない、バラバラの問題です。
実際、ワークを始めた時点では、「これでは何ともならないのでは?」という声も上がっていました。


しかし、相利評価表を使いながら、関係者の困りごとや目的を整理し、それぞれにとってのメリット(相利)を考え、共通の活動を設計していくと、状況が一変します。

約35分後には、これらのバラバラに見えた課題を同時に解決する協働事業のアイデアが形になりました。

最初は半信半疑だった参加者も、「なんとかなるものなんですね」と驚かれていました。さらに、「もう一回同じメンバーでやれば、実際に事業として立ち上げられるかもしれない」という声も出てきました。


今回あらためて感じたのは、「やり方さえ分かれば、たいていのことは何とかなる」ということです。

そして、そのやり方は決して難しいものではありません。
ポイントは、それぞれの立場や困りごとを丁寧に整理し、「みんなにとってのメリット」を設計することです。


今回試しに名付けた「相利協創ゲーム」。
実際にやってみると、思った以上に楽しく、そして実践的です。

難しい議論になりがちな多主体連携も、「ゲーム」として取り組むことで、一気にハードルが下がります。そして気がつけば、現実的な事業の種が見えてくる。

あなたの地域や団体でも、「相利協創ゲーム」、やってみませんか?

楽しいですよ。

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